チェッカーベリー『ビックベリーホワイト』（Gaultheria 'Big Berry White'）

チェッカーベリー（別名：ゴーテリア）は、冬に艶やかな実を長期間鑑賞できるツツジ科の常緑低木です。
『ビックベリーホワイト』は、その名の通り、通常の品種よりも大きめの白い実をつける希少な改良品種です。白い実は、常緑の濃い緑色の葉や、寒さで赤銅色に紅葉した葉とのコントラストが美しく、冬の庭や寄せ植えを清楚に彩ります。


分類：ツツジ科ゴーテリア属の耐寒性常緑低木（花木）
開花時期：6月～9月頃（白い壺形の花）
結実・観賞期：9月～翌年3月（長く鑑賞可能）
草丈（目安）：10cm～30cm
実の色：白（低温や環境によりほんのりピンクがかることがある）
耐寒性：強い（戸外で越冬可能）
耐暑性：やや弱い（夏の高温多湿を嫌う）


【品種の特徴】
・大粒の白実と美しいコントラスト
最大の魅力は、冬の間長く楽しめる大粒の白い実です。実が大きいため存在感があり、単植はもちろん、寄せ植えのアクセントとして活躍します。冬の寒さに当たると葉が紅葉し、白実と濃緑の葉、紅葉した葉の美しいコントラストが生まれます。

・グラウンドカバーにも
樹高が低く、地下茎を伸ばして広がる性質があるため、シェードガーデン（半日陰の庭）のグランドカバーとしても利用できます。


＜育て方のポイント＞

置き場所：
湿り気のある冷涼な気候を好みます。年間を通して半日陰で、特に夏の強い直射日光や西日が当たらない、風通しの良い場所で管理してください。耐寒性は強いため、冬は屋外で問題ありませんが、乾燥した寒風は避けてください。
水やり：
乾燥を非常に嫌います。水切れすると実付きが悪くなるため、一年を通じて土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水を与えてください。特に夏場は乾燥しやすいため注意が必要です。
用土：
ツツジ科の植物のため、水はけと水もちの良い弱酸性の土を好みます。市販の「ブルーベリーの土」や、ピートモスなどを混ぜた配合土が適しています。
肥料：
花付き・実付きを良くするため、春の成長期（4月～5月）と秋の涼しくなった頃に、緩効性固形肥料を少量与えてください。